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Vol.3 ★ 三瀬峠 その１ ★ 福岡から佐賀へ山越えしていく時 通るんだけど。 私事で申し訳ない。 この三瀬峠というヤツは なんか 好かんかった。 なにやら うちのダンナさんは 結婚前から 峠が好きで ただ いるだけでいい状態。 バイクの 後ろに乗っけられて 「どこいくのかなぁ〜？」 と思えば ほぼ 「お山。」 また 「お山。」 しかも ぽつんと置かれて バイクで ヴィ〜ンと走りに行っちゃったりして 「おい！！ もしかして ほったらかしかいッ？！」 ってのが そりゃ〜 何十回と ありましたとも。 (>_<) なんか ぼ〜ず憎けりゃ じゃないけど むしょ〜に 峠が 腹立たしくて。 だって 人間ならともかくも 偉大なる山に ど〜やって 挑戦状を たたきつけようか！？ って ムリ！ おんなじ 趣味にはしれば ま〜るく解決するって ヒトも おるやろうけど こういうのは その場所で 出会ったのならともかく あたしは この時 ごくごく ふつ〜の いたって かわいらしい 女子高生。 まず 悪いけど キョ〜ミがない。 結婚した後も 峠。 峠。 峠。 家にどんだけ 迷惑かけようが 本人は悪いと思っているやろうけど 峠好きは 変わんない。 これほどまでに 山に引き込まれるとは。 前世は 三瀬峠に生えていた 杉の木じゃなかろ〜か。 はたまた 三瀬峠の神様に 魅入られとるな。 |